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2012-05-05 Sat 16:01
今週4日間のバイトを終え、まったり過ごせる土日がやってまいりました。 プレゼンの準備をしなければ、といいつつなかなかどうしてはかどらない。 最近は読書をしたり、部屋のお掃除をしたりして、まったり過ごしております。 最近読み終わった本は・・・ 一冊目は、『薔薇の木 琵琶の木 檸檬の木』江國香織さんの本です。 一言でいうといろんな人が結婚したり離婚したり不倫したりするお話です。ざっくりしすぎか。 江國さんの本は、わくわくするようなストーリー展開や衝撃の結末、というよりも、様々な登場人物の日常を、江國さんの語り口によって淡く色づけられながら、ちょこっと覗けることに魅力があると私は思っています。 江國さんのお話はどれも一応ラブストーリーに分類されるのかもしれないけど、なんとなく、ラブストーリーと言っていいかわからない。 いや、読んで字のごとく本当にラブのストーリーなんです。ひとつの恋の様を描くのではなく、恋とは、愛とは何なのかって考えてしまうようなお話。 劇的というよりはどれもとても静かなお話のように感じられるので、好みは大きく分かれるところだと思います。 二冊目は、『ラッシュライフ』伊坂幸太郎さんの本です。 最近ハマっているミステリー作家さんです。お友達に進められて、一番最初に読んだのは「砂漠」でした。 『砂漠』は、麻雀が好きな男子によって、入学直後に「名前に東西南北が入っているから」というただそれだけの理由で集められた、少し変わった大学の同級生たちが巻き込まれる変な事件のお話でした。 面白い!と思い、その次に読んだのが『重力ピエロ』。これは結構有名ですね。血のつながらない兄弟のお話。 そしてこの『ラッシュライフ』は3冊目です。記憶が正しければ。 上の『薔薇の木~』にも言えることなのですが、とにかく登場人物が多い。ちゃんとそれぞれ個性を持った魅力的な人々なのですが、覚えるのがちょっと大変でしたw このお話は・・・なんていえばいいんだろうな。いろいろなところで起きた事件や、人の人生が、少しずつ交わるところを見てニヤニヤするお話だと思います。 「あのときのあれはこれか!」みたいな、星新一のショートショートを読んでいるときのあの感覚が、終盤になってからどんどん出てきて、本当にとまらなくなります。 何人か、その後の人生の続きが気になるキャラクターがいます。うずうず。 三冊目は、『フィッシュストーリー』これも伊坂幸太郎さんの本です。 この本には4つの短編ストーリーが入っています。 一つ目は、「動物園のエンジン」 これはちょっともやもやするエンディングのお話。普段、日常生活を生きるということに対して感じるもやもやと似た感覚を覚えます。 でも、このお話に出てくる登場人物、実は『ラッシュライフ』にも出てくる人なんです。 伊坂幸太郎さんの作品というのはとても面白くて、一度でたキャラクターがほかの作品にも出てきたりする。 少女漫画がわかる人に向けて例えるならば、矢沢あいさんの「天使なんかじゃない」→「ご近所物語」→「Paradise Kiss」で前作のキャラがちょいちょい出てくるのを思い浮かべていただけたらいいと思います。 とても嬉しくなっちゃうんですよね。 あと音楽や映画などいろいろなところから引用をしてお話をさらに彩っているので、わかる人にはとても嬉しいのではないでしょうか。 二つ目は、「サクリファイス」 このお話は集落の変わった伝統の謎を、これまた『ラッシュライフ』で登場した人物が解き明かしていく物語です。 私はこの登場人物が本当に好き。無駄なものが何もない感じが。感情なんてなにもないような語り口調が。見ててスカっとします。 でも、話の終わり方としてはちょっともやっとしちゃうんですよねw どうせなら完璧に真相を暴いてほしかったな! まあ、そこがいいところなのかも?? 三つ目は、「フィッシュストーリー」 これは親子二代にわたるお話。正義感についてのお話。かな? 星新一のようなどんでん返し感はないものの、これもなかなかに面白い作品です。 四つ目は、映画にもなっている「ポテチ」 これにも「サクリファイス」で出てきた好きなキャラが出てきているんですよ!!!すごくうれしいw 今回大活躍ですねー! これも・・・なんだろ、ざっくばらんに話すと血のつながりについての話になるのかな? いろいろざっくばらんには言えないから小説という形になっているのはわかるのですが・・・。 映画も見てみたいけど、その好きなキャラが私の想像と違ったらショックだから見ないでおこうかなw すっかり最近読んだ本の話になってしまった。 そんな感じの今日この頃でした。 今日貼る好きな曲はゲームのサントラです。 小さなときはこの曲が悲しくて怖くて、はやくフィールドから出ないと!って焦っていましたが、大人になって聞くとすごく良い曲だと気づきました。 タイトル、「風の情景」になっていますが、正しくは「風の憧憬」です。 スポンサーサイト
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